【持論時論】生誕100年の陳舜臣と生田神社 生田神社名誉宮司 加藤隆久氏に聞く

幼少時、遊び場だった「生田の森」

メモ 記者が一番好きな陳さんの作品は、空海の長安での2年間を描いた『曼陀羅の人』。当時の長安は世界一の国際都市で、キリスト教やイスラム教、ゾロアスター教、マニ教などアジアの宗教が集まっていたのは今の神戸と同じ。空海が目指したのは密教を超えた地球規模の普遍宗教で、中国の道教や儒教をはじめ渡来の宗教施設を訪ね、旺盛に学び、吸収していく。インド、中国、日本の広い教養を身に付けた陳さんならではの想像力が魅力的だ。

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