
2月半ばに開催された日本共産党常任幹部会で、田村智子委員長は来年1月に党大会があることを明言した。そして、来年4月の統一地方選挙での勝利を呼び掛けた。
田村委員長は、マルクスの著作である『資本論』の学習を軸に党活動を進め、「私たちには、自民党政治の『二つのゆがみ』と国民との矛盾の深まりは避けられず、日本の政治変革が不可避であるという大局的確信があります。資本主義という矛盾に満ちた体制を乗り越え、人類は必ずその先の社会、社会主義・共産主義にすすむ力をもっているという確信が揺らぐことはありません」と述べた。しかし、共産党が理論的基礎としている科学的社会主義(歴史には科学的な発展法則があり、必然的に共産主義が実現するという主張)は破綻した。日本共産党は解散するべきである。
共産党は、1950年代の暴力革命路線を修正した後、共産党が中心の民主連合政府の実現を綱領に明記し活動してきたが、10年ほど前から野党連合政府の実現に方針を転換した。野党連合政府の実現は科学的社会主義を理論的基礎とする共産党綱領と矛盾せず、民主連合政府の実現への途中過程と説明されていた。しかし今、共産党は「自共対決」、自民党を「悪政」とレッテル貼りし、本当に対決しているのは共産党だけだと党員、民青同盟員をあおっている。まさに一貫しない主張、ちぐはぐな路線、迷走する共産党である。共産党は戦後、一貫して日本の格差社会はひどくなっていると主張してきたが、国民は「またそれか」と共産党への不信を強めている。
共産党は今回の総選挙で大幅後退した。しかし、必ず共産主義社会が実現するという大局的確信を持っているとし、『資本論』そして『Q&A「資本論」』の支部での学習を呼び掛けている。共産党には志位和夫議長の二つの著作、『Q&A いま「資本論」がおもしろい』(赤本)と『Q&A 共産主義と自由』(青本)がある。
赤本は、民青同盟主催のオンラインゼミでスピーチした内容をまとめた「労働者階級の成長・発展を主軸にして、社会変革をとらえる」もの。青本は、「『資本論草稿集』と『資本論』をセットで読んでいくことで、マルクスが、『自由な時間』を未来社会論の中心にすえていく探究の足跡をつかみ、未来社会論の核心が一段と深くつかめる」という。
さらに志位議長が、2024年6月の学習・教育部長会議での講義と、昨年9月の国会議員団・事務局の学習会での講義で語った赤本、青本の背景などが収められた「自由な時間と『資本論』――マルクスから学ぶ」(緑本)がある。現在、共産党の6000を超える支部で学習が開始されているという。
要するに、共産党に入党すると毎週の支部会議で、最初の1時間はマルクスの共産主義理論を学習させられるということである。身の回りに共産党への入党を誘われている人がいたら、毎週の支部会議でマルクス理論、共産主義理論の学習会に参加させられると忠告するべきである。間違った理論である。
今、総選挙で敗北した共産党に解党を迫るチャンスである。欧米の共産党は、第2次世界大戦中、ヒトラー・ナチスのソ連侵攻を受けて、ソ連の指導者スターリンからソ連防衛のため連合軍に参加するようにという指示の下、軍隊に参加。前線で激しく戦い、「赤」はよく戦うという評判を得て、カナダやアメリカ、ヨーロッパ諸国の選挙で躍進したことがある。共産党員は、誤った信念の下、突撃してくるから要注意である。






