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多国籍軍事演習から帰任


沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)

 在沖米海兵隊の第31海兵遠征部隊(31MEU)に所属する海兵隊員と海軍水兵の計2200人は22日、タイ、韓国における多国籍軍事演習を終えて帰任した。

 31MEUは地上部隊、航空部隊、兵站(へいたん)部隊で編成される。海兵隊の遠征部隊のうち、米国本土外に駐屯している唯一の部隊で、独立した作戦行動が可能な即応部隊だ。また、東日本大震災におけるトモダチ作戦では仙台空港と自衛隊松島基地の復旧作業をするなど、軍事と人道支援の両面でアジア太平洋地域で存在感を示している。

 2月8日から26日まで、タイでコブラゴールドと呼ばれる多国間軍事演習に参加した。これは東南アジア最大級の共同訓練で、米国、タイと韓国の他、日本の自衛隊、シンガポール、マレーシアなどが参加。強襲揚陸艦「ボノム・リシャール」などを動員させ、軍事、人道支援面での連携・協力を確認した。

 31MEUは引き続き、韓国の浦項(ポハン)に移動し、米韓合同軍事演習が行われた。ここには、豪州とニュージーランドの海兵隊と海軍約1万9000人が参加。過去最大規模となった。

 訓練では、海岸上陸では、水陸両用の装甲車に乗った米韓の海兵隊員が、艦砲射撃の支援を受けながら海岸に上陸。内陸地域では、落下傘部隊の降下訓練も行われた。

 31MEU司令官のロミン・ダスマルチ大佐は、「主要な多国籍演習に参加し、地域における強固な関係を築くことができた」とその成果を強調した。

 こうした米軍の動きを警戒するのは北朝鮮だ。これまで、演習の中止を繰り返し要求しつつ、今月に入ってからは弾道ミサイルなどの発射を繰り返している。(T)