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子育て支援の財源をめぐってバトル


「財源の根拠」についてのクロストーク

 12月26日に行われた立候補予定者討論会で最も熱くなったのは子育て支援の財源をめぐる場面だった。佐喜真淳氏は市長に就任してすぐ、小学校の給食費の半額を助成。小学校通学前までの児童の医療費の完全無料化も実施した。来年度からは医療費補助の対象が小学校卒業まで拡充される。これに対し、志村恵一郎氏は、小中学生の学校給食と医療費の完全無料化を公約に掲げている。討論会では、佐喜真氏が志村氏に財源をどのように捻出するか問い詰めたところ、具体的な試算もしていないことが明らかになり、最後には「やる気があればできる」と吐き捨てるように話すと、会場からは嘲笑とともにどよめきが起こった。以下はそのやり取り。

佐喜眞淳(志村氏へ質問)

 私が先ほどから言っているのは、給食費の無料化や医療費の無料化というのは、私どもは行政ですから、ちゃんと積算して6億9千万、約7億円です。だからこの財源をどうするのかっていうのは大きなテーマなんです。

 一括交付金も使えないし、補助メニューにもない単費であると、行財政改革の効果というのは分からないですけれども。志村さんは行財政効果をすると、市税を上げると(言います)。では、そのしっかりとした根拠がないと、このマニュフェストというのは嘘になってしまいますよ。

志村恵一郎(質問に対する回答)

 まずひとつ申し上げます。7億円というのはあなたが試算した話ですから、これを私は信じておりません。

 これに対して補助金が使えないというのであれば使える分が他にある訳です。給食費以外の補助金で使って、ここに浮いたものを給食費の運用に充てるという事は可能じゃないですか。

 他の補助メニューを使えるものは補助でやる。そこで浮いた金を一般財源として組んでるわけですから、これを、給食費に充てるという。これを財源の振り分けということを先ほどから私は言っている訳です。そしてそこから給食費を捻出をしていく。財源の振り分け、知恵を使えば出て来るんですよ。

 そういう事をやって、私は給食費を無料化につなげていくという事を政策で訴えているわけです。

佐喜眞淳(志村氏に再質問)

 我々は行政マンですから、さっき「計画的に」とお話がございましたから。その試算はやっているんです。ちなみに小学生の給食費の場合は4億1千万かかるんですね。医療費でやると2億7千8百万、それを合算して6億9千万なんです。

 宜野湾市の場合は1万人くらい生徒がいますから、それを年間かけながら単純計算でできるんですよ、予算というのは。だから根拠がない金額ではなくて、根拠のある金額を申し上げているのです。逆にこれを知らないというのはおかしいと思いますよ。

志村恵一郎(質問に対する回答)

 私は「根拠がない」とは言ってないんですよ。7億というのはあなたが試算した話であって、これきちんと試算を、私は自分が市長になったら試算をする。そういう事を言ってるわけですよ。

 そしてこの捻出する財源については、きちんと他の予算を振り分けて工夫をしていけば、この必要な財源は捻出されるんです。やる気があればできるんですよ。(会場がどよめく)

 当たり前のことじゃないですか。以上。