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米軍嘉手納基地でスペシャルオリンピックス


強まる基地と地域の絆

身障児ら選手900人が参加軍人ボランティアらも3000人

 カデナ・スペシャルオリンピックスが7日、米空軍の嘉手納基地(沖縄県嘉手納町)で開催された。今年で16回目を迎えた大会には、知的および身体障害を持つ県内の養護学校の児童生徒を中心に約900人のアスリートが参加、1200人以上の家族や約3000人のボランティアが笑顔と声援でアスリートをサポートした。

 開会式に先立ち、アスリートの乗るバスが会場に向かう途中と、歓迎の意味で嘉手納基地消防署の消防車両が放水で作ったアーチの中を通り抜け、会場に到着。バスを降りるとスーパーヒーローやプリンセスなどのコスチュームに扮装した米軍人軍属らに大歓声で迎えられた。

 開会式では、嘉手納基地司令官のバリー・コーニッシュ准将が、「2000年にスペシャルオリンピックスが嘉手納基地内で始まって以来、身体や知的障害のある地元の人々との垣根を取り払い、お互いを理解し、受け入れ、包み込む環境を作ってきた」と大会の意義を語り、基地と地域の絆の強さを示した。

 また、在日米軍司令官ジョン・ドーラン空軍中将と沖縄県庁の町田優知事公室長もあいさつした。

 参加者は、30㍍走、200㍍走、車いすソフトボール投げなど、数多くの競技に参加。メダルを授与されると満面の笑みを浮かべた。また、基地内の体育館では、参加者によるアート展示会も開かれた。

 ボランティアとして参加した海兵隊員は、「少しでも選手の力になれればと思ってお手伝いしています。意思疎通は難しい部分もありますが、ほとんどは気持ちで通じています。人の役に立つことができて光栄です」と話した。

 沖縄本島南部の養護施設の引率者の男性は、「児童は毎年、この日を一年で一番楽しみにしています」と話し、特別支援学校や養護施設の子供たちが一堂に会することができるのは、歓迎されていることを実感できるからだと説明した。

 スペシャルオリンピックスは、1962年にジョン・F・ケネディ元大統領の妹、ユーニス・ケネディ・シュライバー氏が自宅の庭を開放して35人の知的発達障害のある人たちを招いたのがきっかけで始まったもの。知的障害のある人たちに継続的なスポーツトレーニングとその発表の場である競技会の提供をし、活動を通して参加者の自立と社会参加を促進し、生活の質を豊かにすることを目的としている。

(文と写真・豊田 剛)

 カデナ・スペシャルオリンピックスが7日、米空軍の嘉手納基地(沖縄県嘉手納町)で開催された。今年で16回目を迎えた大会には、知的および身体障害を持つ県内の養護学校の児童生徒を中心に約900人のアスリートが参加、1200人以上の家族や約3000人のボランティアが笑顔と声援でアスリートをサポートした。

 開会式に先立ち、アスリートの乗るバスが会場に向かう途中と、歓迎の意味で嘉手納基地消防署の消防車両が放水で作ったアーチの中を通り抜け、会場に到着。バスを降りるとスーパーヒーローやプリンセスなどのコスチュームに扮装した米軍人軍属らに大歓声で迎えられた。

 開会式では、嘉手納基地司令官のバリー・コーニッシュ准将が、「2000年にスペシャルオリンピックスが嘉手納基地内で始まって以来、身体や知的障害のある地元の人々との垣根を取り払い、お互いを理解し、受け入れ、包み込む環境を作ってきた」と大会の意義を語り、基地と地域の絆の強さを示した。

 また、在日米軍司令官ジョン・ドーラン空軍中将と沖縄県庁の町田優知事公室長もあいさつした。

 参加者は、30㍍走、200㍍走、車いすソフトボール投げなど、数多くの競技に参加。メダルを授与されると満面の笑みを浮かべた。また、基地内の体育館では、参加者によるアート展示会も開かれた。

 ボランティアとして参加した海兵隊員は、「少しでも選手の力になれればと思ってお手伝いしています。意思疎通は難しい部分もありますが、ほとんどは気持ちで通じています。人の役に立つことができて光栄です」と話した。

 沖縄本島南部の養護施設の引率者の男性は、「児童は毎年、この日を一年で一番楽しみにしています」と話し、特別支援学校や養護施設の子供たちが一堂に会することができるのは、歓迎されていることを実感できるからだと説明した。

 スペシャルオリンピックスは、1962年にジョン・F・ケネディ元大統領の妹、ユーニス・ケネディ・シュライバー氏が自宅の庭を開放して35人の知的発達障害のある人たちを招いたのがきっかけで始まったもの。知的障害のある人たちに継続的なスポーツトレーニングとその発表の場である競技会の提供をし、活動を通して参加者の自立と社会参加を促進し、生活の質を豊かにすることを目的としている。

(文と写真・豊田 剛)

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