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拡張続ける那覇空港


沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)

 日本航空(JAL)が東京・羽田と那覇を結ぶ路線が5日、就航60周年を迎えた。

 JALの5番目の路線として羽田-那覇便が就航したのが1954年2月5日。当初は週2便だったが、現在は一日12往復。東京―千歳路線と並ぶ「ドル箱路線」になるまで成長した。

 5日に那覇空港で行われた記念式典ではJALの植木義晴社長が「JALは沖縄の発展とともに成長してきた」とあいさつした。

 今月17日、那覇空港の新しい国際線ターミナルが供用開始となる。4階建てで延べ床面積約2万3000平方㍍と、旧ターミナルの3・7倍の広さ。ボーディングブリッジ(搭乗橋)が新設される。ターミナル内の飲食店や土産店も充実しているというから楽しみだ。

 那覇空港は現在、国内外から一日300回以上の離着陸があり、年間の発着回数は全国の空港で4位。最近は、LCC(格安航空)の就航が増えている。

 ところが、駐機スポットが不足していることから、LCCに乗る場合は 国内線ターミナルからシャトルバスに乗って空港の端にある貨物ターミナルに移動してからチェックインする。無機的な貨物ターミナルに追いやられるのはあまりいい気がしない。

 目下、那覇空港の最大の欠点は滑走路が1本しかないことだ。旅客機だけでも手狭になっている那覇空港だが、自衛隊機の離発着がある。近年、中国機による領空侵犯のために自衛隊機のスクランブル発進が急増、ただでさえ限界に近い滑走路の負担は増える一方だ。

 第2滑走路は今年春にも建設工事が始まり、供用開始は東京五輪の年である2020年が予定されている。(T)