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晴れマークがない憂鬱な沖縄12月の天気予報図


沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)

 2020年もあっという間に年末を迎えている。12月に入り、例年ならクリスマスと年末年始の行事や商戦で盛り上がるはずだが、コロナ禍の影響で静まり返っている。しかも、今月に入ってまともに晴天を見ていないため、どうも気分が上がらない。

 気象庁が発表する沖縄県の天気予報図を見ると11月27日を境に、晴れマークが一切ない。そう、12月に入ると毎日のように雨が降っていて、洗濯物を外で乾かすことすら叶わない日が続いている。

 ただ、11日と12日は予報が外れたおかげで、数時間の間、晴れ間がのぞいた。

 沖縄といえば、青い空と青い海の印象を持つ人が多いと思うが、冬場は青い空と青い海を楽しめる確率は低いのだ。沖縄は海に囲まれている一方で、高い山がないため、湿った空気が入り込み、温かい海水によって雨雲が発達しやすい。

 年間日照時間の都道府県ランキングでは、沖縄県は1880時間で37位。トップの山梨県は2391時間、その差は実に511時間にもなる。昼間の時間を12時間とすると、山梨県と比べて42日分も太陽の光を浴びていないことが分かる。快晴日数だけで見ると、沖縄は全国最低なのだ。

 それでも気温は暖かいのだから過ごしやすいだろうと誰もが思うはずだ。数字で示される気温と違い、体感温度は案外低い。風速10㍍以上の日数を調べると、県庁所在地の中で那覇市がいちばん多い。

 雲一つない青空がだんだん恋しくなってきた。週間予報を見ると、21日まで晴れマークがない。沖縄は2月中旬ごろまでは風が強く、気温以上に寒く感じる日が続く。

(T)