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昨年度沖縄県内入域観光客数は1千万人だった


沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)

 沖縄県の玉城デニー知事は11月29日の定例記者会見で、2018年度(18年4月~19年3月)の県内入域観光客数は1千万人を超えたことを明らかにした。その上で、集計を誤り、修正したことに対し「関係者の皆さまに大変ご迷惑を掛けた」と謝罪した。

 担当した県文化観光スポーツ部は11月26日、8月に集計に誤りがある可能性を把握し10月4日に玉城知事に正式に上方修正する考えを説明していたという。県にとっては大きな出来事だったが、発表が遅くなってしまった。

 沖縄県の入域観光客数をめぐって県は今年4月、観光客数は999万9千人(国内客699万8200人、外国客300万800人)と発表した。年間目標の1千万人にわずかに届かなかった。ところが、後になって、全日本空輸(ANA)が18年7~8月に運航した臨時便、伊丹(大阪)―石垣線の実績5300人分の報告漏れがあったことが明らかになった。再集計した結果、約1千万4300人(国内客700万3500人、外国客300万800人)だったと修正したのだ。

 今年度も1千万人を超えるかどうか気になるところだが、不安要素が二つある。県文化観光スポーツ部は10月度の韓国人観光客数が前年度比で80%減少したと発表した。今年夏頃から韓国人観光客が激減しており、今のところ回復の兆しはない。それに追い打ちをかけるように、首里城の正殿など7棟が10月31日、焼失した。

 県の外郭団体「沖縄観光コンベンションビューロー」によると、団体客の旅行キャンセルはほとんどないという。修学旅行で沖縄を訪れる学校の多くは首里城をコースに含めていたが、訪問予定だった学校には、沖縄県立博物館・美術館など別の施設を紹介しているという。

(T)