トップ国内沖縄韓国人中高生が日本語弁論競う、興南高校(那覇市)で開催 遊びを通じて交流深める

韓国人中高生が日本語弁論競う、興南高校(那覇市)で開催 遊びを通じて交流深める

弁論大会でスピーチする韓国の高校生=16日、沖縄県那覇市
弁論大会でスピーチする韓国の高校生=16日、沖縄県那覇市(竹澤安李紗撮影)

 日本と韓国の友好親善促進を目的に活動する日韓経済文化交流会・沖縄(竹林春夫会長)は16日、「日本語弁論大会 in Okinawa」を那覇市の興南高校で開催した。韓国全土から集まった10人の中高生がスピーチし、表彰後には興南高の生徒25人と交流した。韓国の学生は「日本の高校生と交流できてうれしかった」と喜んだ。

 韓国から来日した中高生の弁士たちは、「Made in Japan, Made in Korea」をテーマに、日韓両国の製品や伝統文化、歴史などについて、身振り手振りを交えて4分間スピーチをした。

 1等賞に輝いたのは、「韓国と日本の伝統的な文化」という題で伝統的な食べ物や服、遊びを紹介した中学3年生のキム・ソユンさん(ソウル中渓中学校)。韓国の伝統的な遊びとして、4本の棒を使うすごろくの「ユンノリ」や、羽が付いた重りを落とさないように蹴り上げて遊ぶ「チェギチャギ」、棒を一定の距離から箱に投げ入れて競う「トゥホ」という遊びを実演しながら説明した。

 続けて日本の遊びも紹介し、「どちらの文化も家族や友人と楽しみ思い出を作るという共通点があります。どちらも長い歴史の中で受け継がれてきた大切な宝物であり、これからもお互いの文化への理解を一層深めていきたいです」と話した。

弁論した韓国の参加者10人=16日、沖縄県那覇市(竹澤安李紗撮影)

 受賞を受けて、キム・ソユンさんは「一生懸命準備したので優勝できてうれしかったし、聞いてくれた日本の皆さんに感謝です」と笑顔で話した。

 弁論大会の審査には興南高の学生も採点に加わった。ある生徒の採点では、キム・ソユンさんの発表が「遊び道具や手振りも交えて話していて表現力がいいと思った」と高評価だった。

 弁士の中には、日本語学習のきっかけが日本のアニメという人が多くいた。発表では、共通のコンテンツで笑い涙する日韓の若い世代の間には国境は関係なく、両国の友情が世界をもっと明るくできるというメッセージもあった。

興南高校アクト部によるエイサー(右)を楽しむ韓国の弁士ら=16日、沖縄県那覇市(竹澤安李紗撮影)

 弁論大会の審査結果集計中には、興南高のアクト部によるエイサーが披露された。表彰後には、25人の興南高の生徒と韓国の参加者がお菓子交換や自撮りをしたり、授業風景を見学したりと交流の時間を持った。高校2年生のキム・ウンジュさん(全州大学付属女子高校)は学生交流について「今回初めて日本人と話したため緊張した。これからもっと日本語を勉強したいと思った」と話した。

 今年で12回目を迎える同弁論大会は、沖縄県と韓国との相互理解の増進などを目的に、17年前から日韓経済文化交流会・沖縄と韓日経済文化交流会(イム・ヨンホ会長)が開催している。学校法人興南学園が共催し、県と県教委、那覇市、那覇商工会議所、那覇南ロータリークラブなどが後援した。

 主催者代表あいさつで、韓日経済文化交流会のイム会長は「お互いの違いを理解し、その中で見いだした共通の価値を日本語で堂々と語る姿こそが、未来志向的な韓日関係を示す最も確かな指標となるでしょう」と語った。

「未来志向で交流を」興南高校・諸見里校長

 学校法人興南学園の諸見里明校長は、韓国の弁士らに歓迎の意を示し「これから日本と韓国の若い世代が中心となって未来志向で交流できることを心から願っています」とあいさつした。

 また、那覇南ロータリークラブの国場浩明会長は「日本と韓国にはそれぞれ素晴らしい文化や技術、人材があります。ただ一番大切なことはお互いを理解しようとする心ではないでしょうか。今回の大会を通して日韓の友情がさらに深まることを願っています」と述べた。

お菓子交換など交流する日韓の生徒=16日、沖縄県那覇市(竹澤安李紗撮影)
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