トップ国内沖縄梅雨入り間近の沖縄、有名ステーキ店で食中毒【美ら風】

梅雨入り間近の沖縄、有名ステーキ店で食中毒【美ら風】

 例年5月上旬に梅雨入りする沖縄では、4月に入ってから徐々に湿度の高まりを感じる。連日最高気温が25度を超え、高温多湿の長い夏がやって来る。食べ物が腐りやすくなるため「気をつけなければ」と思った矢先、県内各所で食中毒のニュースが相次いで報じられた。
 
 肉の加熱が不十分で、ステーキチェーン店「ステーキハウス88」の5店舗で食中毒が発生した。カットステーキを食べた観光客9人は腹痛や下痢を訴え、全員から腸管出血性大腸菌O(オー)26が検出された。O26は75度、1分以上の加熱で死滅する。今回の件では肉の中心部まで加熱が行き届いていなかったようだ。
 
 そもそもステーキ肉はハンバーグとは違い、肉の菌が表面のみに存在するため表面さえ焼けば良いという認識がある。ステーキで赤い部分があっても問題ないと思っている人は多いだろう。ただ、ステーキに細かい切れ目を入れたり、成型されたりしたものは注意が必要だという。
 
 運営会社は保健所から4月15日まで5日間の営業停止命令を受けた。さらに再発防止策としてマニュアルの再策定や、食中毒予防に関する専門研修の実施などを掲げた。
 筆者も同店で飲食したことがある。沖縄を代表する人気ステーキ店で、県内ではテレビCMも流れる。観光客だけではなく地元からも愛される有名店であるだけに「まさか」と驚きを隠せなかった。悪い報せは県民の注目も高かった。
 
 このほか納豆巻きや刺し身盛り合わせを提供した那覇市内の飲食店で9人がノロウイルスに感染し、35人の客が症状を訴えた。6月から10月に食中毒の発生が多くなる沖縄では、キッチンの衛生管理はもちろんのこと、食品の室温での長時間放置に注意したい。

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