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沖縄県民はなぜ海で泳がないのか?

 3月上旬から、沖縄県内ではビーチの海開きイベントが続々と開催されている。沖縄の美しい海は、本土から来た観光客にとってはマリンアクティビティーが満載のあこがれの場所だ。さぞかし県民は泳ぎが得意だろうと思ったら、それは間違いだった。あまり泳がないらしい。さらに泳ぎが苦手な人も一定数いるという。
 
 実際に沖縄で生まれ育った40代男性に話を聞くと、海は近くにあったが「海は見るもので、泳ぐ所ではなかった。海水浴が好きな人はそこまで多くない海に行ったとしても足先だけ海に浸かる程度」と教えてくれた。
 
 小さな頃から蒼(あお)澄んだ海が身近にあるとそれが当たり前になって、きれいな海に特別感が薄まり泳ぎたい気持ちが湧かないのだろうか。酒好きの多い沖縄県民にとっては、海辺でバーベキューをするイメージの方が強いらしい。
 
 数十年前、県内の学校にはプールが整備されておらず、泳ぎを練習する機会がなかった世代がいる。そもそも夏は暑過ぎて、外に出たがる人は少ない。12月でも肌が痛いと感じるくらい日差しが強い沖縄は、紫外線も本土の2倍以上とも言われている。県民の間で泳ぐ習慣がないのもうなずける。
 
 筆者が沖縄に来る前は、沖縄の海沿いにはどこにでも浜辺があるという勝手なイメージを持っていた。しかし、沖縄本島の中南部を巡ると、思っていたよりビーチは少なかった。
 
 もう一つ、海を避ける理由があると筆者は考える。県内にいると水難事故のニュースが絶えず耳に入る。2025年の県内マリンレジャーの事故は111人で過去最多だった。県民は無意識のうちに「海は危険だ」と刷り込みがされているのではないか。海の危険性を十分に理解して、観光客が安全に楽しめる沖縄であってほしい。(A)

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