トップ国内沖縄大迫力のオープン戦【美ら風】

大迫力のオープン戦【美ら風】

 プロ野球の春季キャンプの終盤、オープン戦が開催される2月下旬は沖縄全土が盛り上がる。3週間にわたるキャンプの成果の見せどころで、若手の選手たちにとって、試合を通して監督らにアピールする絶好の機会だ。

 元号が令和になってから、2月23日が天皇誕生日になることで、オープン戦の時期に3連休が発生しやすくなった。2泊3日であれば沖縄に行きやすいと喜ぶ野球ファンも多い。この連休、那覇空港にはプロ野球ファンと中華圏から春節(旧正月)のため来沖した観光客でごった返していた。

 野球好きの筆者も、浦添市の球場で行われたオープン戦を観戦した。ヤクルトと阪神の試合で、阪神の20安打12点の猛攻に会場は沸いた。13時に開始した試合会場は晴天で、最高気温は24度。2月にもかかわらず、服を突き抜け、肌を刺すような強い日差しだった。春どころか初夏の勢いだ。観客らは冷たいビールを買い、野球観戦を存分に楽しんでいた。

 沖縄のオープン戦の良さは、近くで選手を見られることだ。ベンチの監督や選手の表情がよく見える。打球の音や躍動感、そして大迫力のホームランが会場を盛り上げる。内野のネットで囲われている部分が狭いため、ファウルボールが客席にどんどん飛んでくるスリルも味わえた。

 沖縄には2月1日から阪神、DeNA、中日、ヤクルト、日本ハム、楽天、ロッテ。そして中旬から巨人と広島がキャンプ入りした。ただ、県民からの人気が高い、興南高校出身のオリックスの宮城大弥(ひろや)投手はキャンプ地が宮崎だったため、その雄姿を見ることができず、残念がる声もあった。

 キャンプ期間中は各地でファンを楽しませるイベントが満載だった。沖縄がキャンプに選ばれている特別感は、県民の自尊心を育む効果があると実感した。(A)

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