
2022年に成人年齢が20歳から18歳になり、成人式は「二十歳の集い」に名前が変わった。沖縄でも祝日「成人の日」の前日に、二十歳の集いが各自治体で行われた。
当日、自治体の式典会場に振り袖などの晴れ姿で向かう様子を見掛け、心の中で「おめでとう」という言葉を贈った。沖縄では令和7年度、約1万5000人が20歳を迎える。
沖縄の成人式は良くも悪くも派手だ。成人式のニュースには、沖縄の伝統的な紅型(びんがた)を取り入れた振り袖や、琉球の伝統衣装を着た男性の姿が映った。鮮やかな色合いは個性を出すことにもなり、紅型を取り扱う着物店も多い。ほかには、沖縄の祝いの踊り「カチャーシー」を踊る自治体もあり、地元の文化に触れられる機会になっている。
しかし、地元警察が手を焼く時期でもある。全国共通だが、高いお金を掛けて一張羅の着物などを用意して臨む成人式で「目立ちたい」という気持ちが高まり、会場外でも悪目立ちする若者たちが毎年現れる。
若者に人気の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」で沖縄の投稿を確認すると、派手な袴(はかま)で改造したバイクに乗りエンジン音を吹かせて国際通りを走ったり、車を飾り付け、自身の姓名が書かれたのぼり旗を差したりした動画が投稿されていた。その様子を道路脇から見守る観衆の中には、指笛を鳴らし歓声を上げている人もいた。
危険な運転は取り返しのつかない事故につながる。白バイやパトカーが追い掛け回すのは当然だ。そうした場面の動画は注目され、再生回数が多くなっている。
筆者は成人式には参加できなかったため、一生に一度の記念すべき成人式を思う存分満喫してほしいと思っている。ただ、再生回数狙いで、警察に迷惑をかける行為が今後エスカレートしないことを祈る。(A)






