高市政権の今が好機

北朝鮮による全拉致被害者の一括帰国を求める沖縄県民集会が4日、那覇市内で開かれ、「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」(救う会)の西岡力(つとむ)会長が「高市政権誕生で拉致問題解決のチャンスが来ている。沖縄からも声を上げて機運を高めてほしい」と訴えた。約50人が集まった。
西岡氏は講演で、拉致事件発生から今日までの経緯や家族会の取り組みなどを説明した上で、問題解決に向けては①北朝鮮が経済制裁などを受けており、日本と接近せざるを得ない状況にあること②日本国内の世論が盛り上がっている状態―の2点が欠かせないと指摘した。
近年の情勢について「北朝鮮は中国、ロシア、韓国からの大規模な支援を望めない状況にある」と分析。「北朝鮮は体制維持のため、米朝首脳会談とセットで日朝首脳会談を実現しようとしている」との見方を示した。
また西岡氏は「拉致問題解決を内閣の最重要課題に掲げる高市政権が誕生した直後、トランプ米大統領と被害者家族が面会し、トランプ氏が米朝首脳会談に意欲を示している」とし、「解決の好機が来ている」と強調。「沖縄からも声を上げて機運を高めてほしい」と語った。
同集会を主催したつきしろキリスト教会(南城市)の砂川竜一牧師は、警察庁発表で拉致の可能性を否定できない行方不明者が沖縄だけで25人いることに触れ、「拉致問題を解決することは基本中の基本であり、(同集会で)拉致問題を学んで周りの人に呼び掛けてほしい」とあいさつした。同集会の後援は、日本沖縄政策研究フォーラム、日本会議、世界日報社など。
(竹澤安李紗)






