
第107回全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)で、県勢として15年ぶりの優勝を果たした沖縄尚学高校野球部に14日、県から県民栄誉賞が授与された。
同日、県庁で開かれた授与式では、玉城デニー知事が「県民に大きな感動を呼び起こすとともに、明るい希望と活力を与えてくれた」と語り、表彰状を送った。
主将を務めた真喜志拓斗さんは「優勝できたのは、多くの県民の皆さまの応援があったから」と振り返り感謝の言葉を述べ、頭を下げた。
また、1999年の春の甲子園ではエースとして県勢初の優勝に貢献し、今回は指導者としてチームを優勝へと導いた比嘉公也監督には、県スポーツ指導者特別賞が授与された。比嘉氏は、「戦後80年の記念の年に受賞できてうれしい」と感想を述べた。
このほか、甲子園で28年にわたり、沖縄県勢の応援演奏をしてきた兵庫県の市立尼崎高校吹奏楽部と監督の羽地靖隆さんには感謝状が贈呈された。沖縄県出身の羽地さんは「いつまでできるか分からないが、できる限り(沖縄の選手たちと)関わりながら応援していきたい」と話した。
式典が行われた県庁ロビーには、“沖尚ナイン”の姿を一目見ようと多くの県民が詰め掛け、大きな歓声や拍手で選手たちを祝福していた。
県民栄誉賞は、これまでに、歌手の安室奈美恵さんやプロゴルファーの宮里藍さんらが受賞している。
8月に行われた甲子園の決勝戦では、県民の多くがテレビ中継を見守り、優勝が決まると、まさに県全体が熱狂に包まれた。玉城知事の発言の通り「県民に明るい希望と活力を与えた」ことは疑いようのない事実だろう。彼らの県民栄誉賞受賞を筆者も心から祝福したい。
(K)





