
沖縄からハワイへ初の移民が渡ってから今年で125周年となる。これを記念して11日、那覇市内で式典が行われ、ジョシュ・グリーン米ハワイ州知事やハワイ沖縄連合会(HUOA)の久場フランセス会長らが来沖し参加した。
式典では、ハワイ在住のウチナーンチュ2~4世らが三線(さんしん)やエイサー、フラダンスなどを披露して会場を沸かせた。
1900年1月、初の沖縄からの移民として27人がハワイへ到着した。サトウキビ畑などで働きながら生計を立て、コミュニティーを築き、沖縄の言葉や音楽・文化などを次世代へと引き継いできた。2014年には、沖縄にルーツを持つデービッド・イゲ(日本名=伊芸豊)氏が州知事に就任するに至った。
現在、ハワイには約5万人の沖縄系住民がいるとされ、HUOAを中心に文化活動や若者交流が盛んに行われている。英語圏で育った2~4世が三線やエイサーなどを華麗に披露する姿が、「ルーツの記憶」を継承し続けてきた何よりの証しとなっている。
また今年は、沖縄とハワイは姉妹都市提携40周年の節目でもある。1985年に締結された同提携を契機に教育・観光・経済・文化の幅広い交流が展開されてきた。これまでに高校生の相互派遣や、文化芸能団の訪問、災害支援、経済フォーラムなどが行われ、世代を超えた草の根交流が続いている。
沖縄県は90年から10月30日を「世界のウチナーンチュの日」として定め、世界中の県系人が「里帰り」して絆を確かめ合う祭典「世界ウチナーンチュ大会」を5、6年に1度開催している。
海を越え、100年以上の月日が流れても、交流や伝統文化の継承が途絶えることなく続いていることは、とても誇るべき沖縄の財産の一つと言えるだろう。
(K)





