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日米豪が共同指揮所訓練 伊丹駐屯地で開始式 陸軍作戦で連携確認

日米豪共同指揮所訓練開始式で固く握手を交わす日米豪の司令官ら。中央は陸自中部方面総監の遠藤允陸将=25日午前、兵庫県伊丹市(森啓造撮影)

陸上自衛隊と米国、オーストラリアの両陸軍による共同指揮所訓練「YS(ヤマサクラ)―89」の訓練開始式が25日、陸自伊丹駐屯地(兵庫県伊丹市)で開かれた。着上陸する敵部隊を撃破する陸上作戦を基本とし、日米豪3カ国が連携を強化することで、訓練宇宙・サイバー・電磁波領域を含めたさまざまな脅威に対抗する狙いがある。

ヤマサクラは陸自最大規模の指揮所訓練。昨年12月に続いて今回で45回目。日米豪から計約3500人が参加し、9月1日まで実施される。オーストラリアの参加は3回目で、カナダ、ドイツ、フランスがオブザーバー参加している。

開始式で、陸自中部方面総監の遠藤充(まこと)陸将は「国際社会は既存の国際秩序に対する深刻な挑戦により、新たな危機の時代に突入しつつあり」、その範囲は「日本を含め広範に及んでいる」と指摘。国際社会全体の平和と安定を確保するため、3カ国の連携強化が極めて重要だと述べた。米豪の指揮官も中国を名指しはしないものの、地域の安全保障を脅かす脅威に対抗するための連携強化を強調した。

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