トップ国内沖縄自民敗北、「オール沖縄」5連勝  参政躍進、保守票総数で上回る 知事選での巻き返しに期待も 参院選 沖縄選挙区

自民敗北、「オール沖縄」5連勝  参政躍進、保守票総数で上回る 知事選での巻き返しに期待も 参院選 沖縄選挙区

当選を受け、報道陣の取材に応じる高良沙哉氏(本人のSNSより)
当選を受け、報道陣の取材に応じる高良沙哉氏(本人のSNSより)

参院選が20日、投開票され、沖縄選挙区(改選1)では革新系の無所属新人、高良沙哉(さちか)氏(46)が26万5203票を獲得し、自民党公認で公明党の推薦を受けた奥間亮氏(38)を破り、初当選を果たした。昨年から県議選や首長選で連敗が続いていた「オール沖縄」勢力だが、参院選では議席を守り抜き、連勝を「5」に伸ばした。一方で、保守票の総数が増加したことから、来年の知事選での巻き返しに期待する声も聞かれる。

 (沖縄支局・川瀬裕也)

「平和に対する沖縄の声をしっかり国政に届ける議席が必要だという県民の思いや信頼を引き継ぐ戦いだった」。20日午後、投票締め切りから程なくして地元紙などが高良氏の当確を一斉に報じると、高良氏はこう振り返り「その重みを背負っていく」と決意を語った。選対本部長を務めた玉城デニー知事は、「辺野古新基地建設に反対する民意はぶれていない」と強調した。

一方、敗戦を受け奥間氏はマイクを握り、「政策や思いが十分に浸透しなかったことは、自分の力不足だった」と支援者らに頭を下げた。全国的な自民への逆風が吹き荒れる中で戦った奥間氏の得票数は23万1907票で、高良氏に及ばなかった。

また、全国的に躍進し「台風の目」となった参政党から出馬した新人、和田知久氏(65)が12万票以上を獲得。保守票が分散した。結果を受け、和田氏は報道陣の取材に対し、「全国で参政党が飛躍する中、(自身の)役割は果たせた」と語った。街頭演説では市民の関心も高く、手応えを感じていたという。

同日行われた那覇市議選において、知久氏の妻の参政新人、和田圭子氏(65)が次点に3500票近くの差をつけて、トップ当選したことからも、参政が今後、沖縄県内において影響力を増していく可能性が垣間見える結果となった。

奥間氏の選対本部長を務めた島袋大自民県連会長は、「敗因を細かく分析し、来年の知事選に向けたスキームづくりをしていきたい」と語り、早くも巻き返しの構えを見せる。

自民同様、保守層が支持者の大半を占めるとされる参政が善戦を演じたことから、ある自民関係者は、「自民と参政の票を合わせれば、保守として勝てた計算だ」と今回の参院選を振り返り、「来年の知事選では調整次第で勝機が見えてくる」と期待をにじませた。

来年秋に予定される県知事選の前哨戦とも目された今回の参院選で、保守票の総得票数が「オール沖縄」を大きく上回ったことは、県政奪還を目指す自民にとっては、巻き返しの布石となり得る。

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