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日米・日台関係テーマに那覇でシンポ

台湾有事、早く起きる エルドリッヂ氏

次期総裁に高市氏を 長尾敬氏

米大統領選後の日米・日台関係をテーマにした安全保障シンポジウムがこのほど、那覇市内で開催され、政治学博士のロバート・D・エルドリッヂ氏と元衆院議員の長尾敬氏がそれぞれ講演した。

エルドリッヂ氏は、中国による「台湾有事」について、「私の分析が間違っていることを祈る」と前置きした上で、「早く起きる」と分析。米兵がクリスマス・正月休みに入ることや、政権移行のため、ワシントンの指令系統に空白が生じることなどから、12月後半から1月前半にかけてリスクが高まると予測した。

また、米国の次期トランプ政権について、「4年間で猛スピードでさまざまな改革を行うことは人事を見れば明らかだ」として、「今の(日本の)政権がその流れについていけるのか」と疑問を投げ掛けた。

長尾氏は、石破茂首相とトランプ次期米大統領との会談が見送りとなった件について、石破氏がトランプ氏側から「就任前は法律上の制約で他国の首脳とは会えない」ことを理由に断られたと説明している点を疑問視。11月15日にトランプ氏がアルゼンチンのミレイ大統領と自宅で面会していた事実を紹介し「(石破氏は)もはや拒絶されている状態ではないか」と憂えた。

また、石破氏とトランプ氏との初の電話会談については、「豪州とは25分、韓国とは12分だったにもかかわらず、石破氏は5分。通訳や社交辞令を除くと、30秒くらいしか話していない計算になる」と推測。「トランプ氏は大変フレンドリーだった」などとする会談後の石破氏の発言について、「こういう嘘(うそ)は言わない方がいい」と厳しく批判した。次期自民党総裁について、故安倍晋三元首相の流れをくむ「高市(早苗)さんしかいない」と訴えた。

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