8月1日から7日にかけて実施される「弘前ねぷたまつり」に向けて、青森県弘前市内では各種の催しが行われている。駅前では実際に出陣する大型扇ねぷたが展示され、駅近くのビルではねぷた絵師の作品展や園児らが制作した金魚絵が多数紹介され、まつりへの機運が高まっている。

同まつりは国の重要無形民俗文化財で、中国の古典「三国志」などの武者絵や「水滸伝」の豪傑、日本の武者などを描いた扇ねぷたや組ねぷたが城下町を練り歩き、「ヤーヤドー」の掛け声とともに街はおはやしに包まれる。今年は大型ねぷた約50団体を含め小型ねぷた、大太鼓の総勢約70団体が参加予定。
JR弘前駅前中央口横の「ねぷた小屋」(大型テント)では、JR駅前地区ねぷた愛好会が、高さ8.2メートルの大型扇ねぷたの制作過程を特別展示(8月15日まで)。正面の鏡絵には、聖徳太子の夢枕に毘沙門天(びしゃもんてん)が現れ、物部(もののべ)氏との合戦で太子を救う場面が描かれている。また合同運行前の準備風景も公開する。
一方、弘前駅近くの公共施設ヒロロスクエアでは「津軽のねぷた絵展」を開催。津軽地域で活躍しているねぷた絵師、総勢11人の18作品を紹介している(8月16日まで)。高さ約120センチ、幅約90センチの絵はどれも力強い墨描きと色彩に満ちている。

通りかかった高校生は「三国志」に登場する将軍同士の一騎打ちの絵を見て「迫力があります。実際の扇ねぷたは巨大で、圧倒されるような迫力があります」と話した。
同施設では第12回ひろさき金魚ねぷた絵展も開かれている(8月16日まで)。市内36園から約650作品の応募があった。箱型の頭にカラフルな尾びれを付けたものから、金銀の色紙に透明フィルムを貼り付けたものなど、独創的な金魚ねぷた絵が展示されている。

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