
笹原十九司(とくし)著『南京事件 新版』に文献操作上の重大な誤りがあるとして、発刊する岩波書店に対し、同書の絶版を要求する記者会見が都内で開かれた。主催は一般社団法人の国際歴史論戦研究所(iRICH)。
iRICH上席研究員の茂木弘道氏は「南京で避難民の支援に当たった米国人宣教師ミニー・ヴォートリンの日記の記述があるが、英語原文と正反対の意味になっている」と指摘。岩波側に公開質問状を送ったところ、3回目の質問状で白旗の回答を得たという。その詳細が「月刊Hanada」7月号に掲載されている。
また近現代史研究家の溝口郁夫氏は「『日本兵に拉致される中国人女性たち』とする写真に、本来の写真にはないハレーションがあり、拡大すると女性たちの表情が笑顔であることが分かった。表情を隠すために意図的に画像を処理したのだろう」と指摘した。
現在も1社を除く全ての検定済み歴史教科書に「南京事件」が記述されているが、同書がその根拠の一つになっているという。
iRICHは「南京事件」が日本に対する戦争プロパガンダとしては「20世紀最大の嘘」であるとして、戦後の日本人を拘束した「自虐史観」の呪縛を根本的に断つ必要があると強調。今回の絶版要求を機に、外務省のホームページ記述の改善、歴史教科書の根本的転換、対外発信など、真実の普及に取り組んでいくとしている。





