
日本国憲法施行から79年となる憲法記念日の3日、改憲派の民間憲法臨調(代表=櫻井よしこ)などは東京都千代田区の砂防会館別館で「第28回公開憲法フォーラム」を開いた。高市早苗首相が自民党総裁としてビデオメッセージを寄せ、「憲法は国の礎であり根幹であるからこそ、その価値を摩滅させないためにも、時代の要請に合わせて本来定期的な更新が図られるべき」と訴えた。
高市首相は「自主独立の権威の回復に向け、日本人の手による自主的な憲法改正は、自由民主党の党是」と改めて強調した上で、「来るべき国民投票に向けて、国民の皆様の間での機運醸成に取り組んでもらえることを期待する」として、同集会の開催を歓迎した。
主催者を代表して基調提言を行ったジャーナリストの櫻井よしこ氏は「憲法改正をする十分な支持を自民党が得ている。国民がそれを望んでいるし、何より国際情勢の厳しさを見る時、憲法改正を成し遂げなければ我が国の未来はない」と強調。また、高市首相が憲法改正の国会発議について、「1年以内」にめどをつけるとの目標を示したことに触れ、「(この1年で)政党一つ一つが魂を込めて、自分たちの力でこの国を本当の意味で再生するという決意を持てば、相当なことができる。日本国の本当の再生を目指し、憲法改正に携わる国民の皆さんで声を上げていこう」と呼び掛けた。

また、美しい日本の憲法をつくる国民の会の谷口智彦共同代表は「とりわけ避けてもらいたいのが、安易な迂回(うかい)路を取ることだ。正面に9条があるけれども、合意が難儀だからと迂回路を通ればどうか。いつか正面につながる道があるかといえば、そこは行き止まり」と指摘。さらに再来年の1月に台湾の総統選挙、6月にフィリピンの大統領選挙があることに注目し、「日本がいつまでも変わらなければ、台湾やフィリピンの世論に影響を与える。私たちの今年、来年の決断は、50年間のこの地域の秩序を決める」と言及した。
元空将の織田邦男麗澤大学特別教授も出席し、現憲法のままでは「もし侵略があれば、(自衛隊員に)必要最小限で頑張れと言わざるを得ない。『必要最小限』は、現場で国を守っている人たちのくびきだ。それでは抑止力にならず、戦争になってしまう。何とかしてもらいたい」と述べた。





