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震災想定の救助・消火訓練披露 東京消防庁が出初め式

倒壊した建物や高層の建物からの救助活動訓練を行う消防隊員たち=6日午前、東京都江東区の東京ビッグサイト(石井孝秀撮影)

 東京消防庁の出初め式が6日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれ、地震の発生に伴う火災や建物の倒壊などの被害を想定した救助訓練が披露された。 

 倒壊した建物からの救助訓練では、ドローンや四足歩行ロボットを使用した情報収集などを実施。今年から配置予定の四足歩行ロボットは高性能カメラが搭載されており、消防隊員に危険の及ぶ現場に先行することで、災害状況の早期把握が可能だという。救助中に車両火災が発生したという想定で、水のない状況でも一時的に火や煙を抑え込める消火用ブランケットも投入された。 

 火災の発生した燃料タンクへの消火活動訓練では、危険物火災に対応した大型化学車や高所から放水できる屈折放水塔車などの一斉放水が行われた。高層の建物に取り残された人を救助する訓練では、今年で創設10周年を迎える「航空消防救助機動部隊(エアハイパーレスキュー)」が登場。消防ヘリコプターを駆使し、ロープで隊員を建物の屋上へ降下させる「ホイスト救助」などを披露した。また、建物内の救助を終えた隊員たちがロープで一斉に高所から脱出すると、見守っていた観客席からは大きな歓声が上がった。

 このほか、毎年恒例となっている江戸消防記念会による伝統演技「はしご乗り」や消防車両の屋内展示なども行われた。出初め式には同庁職員や消防団員など計約2910人、消防車両119台、ヘリコプター3機などが参加。市川博三消防総監は式辞の中で、昨年各地で発生した林野火災や土砂災害などの被害に触れた上で、「被害を最小限に抑えるためには地域防災力の向上が不可欠。各地域の実情に合わせた自助、共助、公助の体制作りに尽力していく」と語った。

ヘリコプターから降下して救助を行う消防隊員=6日午前、東京都江東区のビッグサイト(石井孝秀撮影)
今年から配置予定の四足歩行ロボットも訓練で登場=6日午前、東京都江東区の東京ビッグサイト(石井孝秀撮影)
燃料タンクなどでの危険火災に対応した消防車両による一斉放水=6日午前、東京都江東区の東京ビッグサイト(石井孝秀撮影)
江戸消防記念会による伝統演技「はしご乗り」=6日午前、東京都江東区の東京ビッグサイト(石井孝秀撮影)
消防艇からの放水=6日午前、東京都江東区の東京ビッグサイト(石井孝秀撮影)

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