
関東の最東端にある千葉県銚子市は、「日本一」や「日本初」の宝庫。あるネット調査によると、12月27日から1月4日までの9連休で行きたい人気急上昇の観光地ランキングで1位に輝いた。
山頂・離島を除けば、銚子は日本で一番早く初日の出を望める。初日の出スポットとして有名なのが、犬吠埼灯台と「地球の丸く見える丘展望館」。銚子駅から出ているローカル線・銚子電鉄で行くのが便利だ。
犬吠埼灯台は銚子半島の最東端、三方を海に囲まれた台地にある銚子のシンボル的な存在だ。明治7(1874)年に完成した国産レンガによる最初の建造物であることから、国の重要文化財のみならず、「世界灯台100選」にも選ばれている。
犬吠埼の海岸の「荒磯に波」は、東映映画のオープニングで使われ、目にしたことがある人は多いだろう。それ故、寒さが厳しいイメージが先行するが、温暖な場所だ。

灯台から徒歩20分ほどで展望館に着く。千葉県北東部の最高峰・愛宕山(あたごやま)の頂上にあり、360度のパノラマの景色を楽しめる。鹿島灘や筑波山、九十九里浜をはじめ、天気の良い日には富士山も見える。ここからは日の出だけではなく、赤く染まった夕日を楽しめる。

太古の自然の魅力を感じられる屏風ヶ浦は目の前にある。全長10㌔の崖は、地層が生み出す自然のグラデーションで、見る者を圧倒する。
銚子の最大の魅力は、令和4(2022)年まで12年連続日本一の水揚げ量を誇った銚子港だろう。港周辺には新鮮な魚介類を食べられる食堂が多くあり、目移りしてしまう。ここは、冬の時期、大量に飛来するカモメが風物詩となっている。市によると、151種の鳥類が生息し、カモメの種類と飛来数は日本一だという。


銚子駅前には「日本初の修学旅行到達の地」モニュメントがある。明治19(1886)年、東京師範学校(現・国立筑波大学付属中学校)の生徒が、日本初の修学旅行として銚子を訪れたそうだ。
(文と写真・豊田 剛)






