
参政党の松田学参院議員は2日、参院総務委員会でNHKに対して「歴史的事実を国民に伝えることが大事ではないか」と訴え、報道姿勢を改めるよう求めた。
松田氏は、GHQの占領下で徹底的な言論統制が敷かれ、7千冊超が禁書にされるなど歴史的事実が葬られたと説明。NHKラジオ番組でプロパガンダを繰り返し流したことについて、NHK幹部だった春日由三氏が、著書の中で「GHQに強制されて酷い番組を制作し放送してしまい、国民に済まないことをした」と事実上、告白・懺悔したことに触れ、組織として「国民に告白・懺悔すべきではないか」と尋ねた。その上で、当時の報道の実態を検証するプロジェクトチームを作るよう提案した。
NHKの稲葉延雄会長は、「当時、日本メディアが影響を受けていたことについて専門家が検証することに大変意義がある」と賛意を示した一方で、「特殊な体制下の経緯を持ってNHKに懺悔が必要かといえば飛躍があるのではないか」と反論した。
それに先立ち、同党の初鹿野裕樹参院議員は、近年のNHK番組編成で「娯楽性に重きを置く傾向があるという指摘がある」とし、「公共放送としての使命を考えれば教養の比重が相対的に小さい点は課題だ」と指摘した。
稲葉氏は、2020年度以降の実績では報道が45~47%、教養22~25%、娯楽18~20%、教育10~13%で推移していると説明。「民主主義の一翼を担う公共放送の責任を果たすべく取り組んでいく」と述べた。





