トップ国内「スパイ防止法整備は急務」 勝共連合が全国80カ所以上で街頭演説 

「スパイ防止法整備は急務」 勝共連合が全国80カ所以上で街頭演説 

スパイ防止法の制定を訴える国際勝共連合の渡邊芳雄会長(左)=3日午後、東京・渋谷(山田芙珠美撮影)

 国際勝共連合は3日、東京・渋谷の渋谷駅前で街頭演説を行い、スパイ防止法の制定を訴えた。街頭演説は1日から3日にかけて全国80カ所以上で行われ、道行く人々にビラを配ったり、関心ある人にその意義を説明したりした。


 渡邊芳雄会長は、「国内のスパイ行為を取り締まる法整備が急務だ」と述べ、スパイ防止法を制定することで国内技術の流出や海外からの情報に備える必要あると指摘。企業スパイやサイバー攻撃が増す中において、日本の対応の遅れを問題視した。


 松田幸士副会長は、半世紀にわたる国際勝共連合の活動を振り返りながら、「中国のスパイ活動が増える今こそ、これまでの経験を生かして行動を呼び掛ける時だ」と訴え掛けた。

演説する小川彩絵さん(奥中央)=3日、兵庫県加古川市(宮沢玲衣撮影)


 兵庫県加古川市のJR加古川駅前の遊説では5人が交代でスパイ防止法の必要性を訴えた。弁士の一人、小川彩絵さん(33)は、国民の自由・表現の自由が制限され監視の対象となると反対勢力が懸念していることについて、「欧米や北欧の先進自由主義国ではスパイ防止法は制定されているが、見ての通り言論の自由は保障されている」と指摘。「自由と安全、表現と規制のバランスは難しいが、守る法がなければ守られるべき権利ももろいものになる」と語り、日本の機密情報を巡る危機的な状況に気付くことが重要だと強調した。

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