
秋田の農業の一大祭典「秋田県種苗交換会」が31日、同県湯沢市内の体育館などで開幕した。農業の振興と地域文化の発展を目的としており、今年で148回目。同市では9年ぶりの開催となる。
水稲や野菜、果物のほか、花、はちみつ、きのこなど合わせて約1000点が出品。関係者によると、今年は6~7月が水不足、8~9月は一転して大雨に苦しめられ、例年になく農作物の管理が厳しかったものの、生産者の努力で全体的に品質は高かった。
地元農家の60代男性は「米と小菊を作っているが、リンドウも作りたくなった。刺激を得ることができ、来てよかった」と話した。仙北市から来た女性2人連れはシクラメンや菊の品種の多さと出来栄えに感心していた。4日まで。





