
日本独自の伝統文化の保存と継承などを目的とした日本古武道の奉納・演武大会が5日、茨城県鹿嶋市の鹿島神宮で開催された。主催は日本武道館と日本古武道協会で、2010年から実施しており、今年で16回目となる。約400人が見学した。
鹿島神宮の東俊二郎宮司は「神代の昔より武の神と崇め奉られる武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)が鎮まりますこの神宮にて、盛大に開催されることをお祝いします」とあいさつした。
その後、徳川将軍家の指南役などを務めた柳生新陰流や小野派一刀流、江戸末期から明治新政府にかけて活躍した桂小五郎や品川弥二郎らが門下生だった神道無念流、「幕末の三剣士」の一人と称された千葉周作を開祖とする北辰一刀流などの剣術が披露。このほか、居合術や薙刀術など32の流派による演武が行われた。





