
世界日報の読者でつくる「世日クラブ」の定期講演会が23日、オンラインで開催され、市民の人権擁護の会日本支部代表世話役の米田倫康氏が、「『収容所列島』~人権なき精神医療の〝闇〟」と題して講演した。米田氏は日本の精神医療の実態として「疑いレベルで患者を強制入院させることができ、年間18万件、1日約500件発生している。国際的にも驚かれる数字だ」と強調した。
米田氏は、現代心理学や現代精神医学が唯物論の立場で「精神病は『脳や遺伝子に問題がある』という考えを基本としている」と指摘。精神障害者の遺伝子を社会から隔絶するための効率の良い手段として、精神病棟が乱立されてきたとした上で、「そもそも精神病などの診断は、医師の主観の判断によるところが大きい。根拠がないにもかかわらず、人権侵害を正当化できる過剰な権限を持っている」と警鐘を鳴らした。
さらに日本の精神科医は過去において「精神病患者は危険な存在と社会に浸透させ、強制入院しか手段はないと刷り込んできた」と主張。健康な人が精神病棟に無理やり入院させられるなど、制度が悪用された事例もあるとして、「過去の差別的な価値観を断罪するというより、過去の価値観に基づいた法律や制度がまだ続いているのが問題だ。精神医療を法の下に戻さなければいけない」と訴えた。
このほか、世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)の信者に対する強制棄教との関連性にも言及。新興宗教の信者はマインド・コントロールされていると決め付け、本人の意思を無視して拘束する過程が、精神病患者を強制入院させる過程と似ていると見解を示した。





