世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)の信者有志による「信教の自由を守る北海道民の会」はこのほど、「第3回宗教和合・有識者フォーラム」を札幌市内で開いた。参加者は約200人。

同フォーラムでは、主の羊クリスチャン教会の中川晴久牧師が基調講演し、文部科学省が東京地裁に提出した解散命令請求に一方的な偏りがあることを指摘。中でも一部のキリスト教会の牧師などが家庭連合信者をターゲットに、拉致監禁を伴う強制改宗を行ってきたことが問題の根底にあると説明した上で、「拉致に関わった牧師の数は、私が知っているだけでも200人は優に超えて300人近くに上る」と強調。「一方的な反対派の意見を丸のみする政府の方針は、国家権力による横暴と言わざるを得ない」と訴えた。
第2部では浄土真宗高田派僧侶の榎本興信師らによるパネルディスカッションが行われた。榎本師は強制改宗を「家族であっても個人の信仰を暴力で改宗させるというのは絶対にあってはならない」と断言。さらに「ここにイエス・キリストとお釈迦様とムハンマドがいたら、互いに握手して、『戦争なんかするな』と言うだろう」と語り、宗教間の融和が平和の道と呼び掛けた。





