

世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)への解散命令撤回を求めるため、全国各地の教団信者が28と29の両日、集会やデモ行進を一斉に開催し、「政府は信教の自由と人権を守って」と訴えた。
大阪市では約1100人(主催者発表)の参加者は同市梅田の繁華街を「現役信徒の声を聴いて」「宗教弾圧は民主主義の危機」と声を上げながら練り歩き、道行く人々に訴え掛けた。それに先立つラリーには1600人が参加した。国会議員として初めてラリーに参加した浜田聡参院議員(NHK党)は、党是として信教の自由を大事にしていると強調した上で、「解散が実現してしまうとテロリストの思うつぼになるが、それでいいのか」と訴えた。
大阪市出身の20代女性信者は「私は2世として自分の意志で信仰を持っていることを示したい」と参加の理由を話した。
東京都三鷹市でも約400人の信者が井の頭公園に集結。「大切な信仰と教会を守りたい」と訴えながら、JR吉祥寺駅前などを行進した。愛媛県松山市では約250人の信者が集まり、「何か聞きたいことがあれば、私たちに直接聞いてほしい」と街を練り歩いた。
教団広報によると、このほかデモ行進が行われたのは、名古屋市(約600人)やさいたま市(約150人)、福島県福島市(約300人)、茨城県水戸市(約230人)などで、デモ行進だけで両日合わせて4000人超の信者が参加した。


