トップ国内メディアが学校を〝悪魔化〟 ノンフィクションライター・福田ますみ氏 世日クラブ講演会

メディアが学校を〝悪魔化〟 ノンフィクションライター・福田ますみ氏 世日クラブ講演会

講演する福田ますみ氏
講演する福田ますみ氏=21日(豊田剛撮影)

世界日報の読者でつくる「世日クラブ」の定期講演会が21日、オンラインで開催され、ノンフィクションライターの福田ますみ氏が、「マスコミの大罪と現代の魔女狩り~映画『でっちあげ』公開に寄せて」と題して講演した。福田氏は、一部メディアのいじめ報道では「メディアが学校を〝悪魔化〟している構図がある」と強調した。

27日に全国公開される映画『でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男』は、福田氏のルポルタージュ『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』(新潮文庫)が原作。2003年に全国を騒がせた「教師の児童へのいじめ」事件では、冤罪(えんざい)にもかかわらず、残虐な体罰をしたとして小学生教師が巻き込まれた背景には、「保護者より教師が弱い立場にある教育現場の現状がある」と福田氏は説明。その構図にメディアが乗っかり、「事実が歪(ゆが)められてしまった」と分析した。

その上で、「事実を検証する前に、メディアが学校を〝悪魔化〟する傾向があり、事件の真相を追究しない報道には中立性・公平性がない」とメディアの抱える問題点を指摘した。

試写を見た福田氏は「一部脚色はあるが原作をかなり忠実に再現してもらった。魂をわしづかみにされるようなインパクトがあった」と印象を語った。

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