
世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)の信者らでつくる「基本的人権、信教の自由を守る沖縄県民の会」は7日、沖縄県浦添市で講演会を開いた。牧師や脱会屋(職業的ディプログラマー)らによって12年5カ月にわたって監禁され棄教を迫られた後藤徹氏が講演し、信教の自由の重要性を訴えた。
全国拉致監禁・強制改宗被害者の会の代表を務める後藤氏は、「全ての自由がない状態で、心の自由までも奪おうとする卑劣な行為だった」と拉致監禁された当時を振り返り、「それでも命よりも大切な信仰を捨てることはできなかった」と語った。
来賓としてあいさつしたつきしろキリスト教会(南城市)の砂川竜一牧師は「家庭連合に対する迫害にキリスト教牧師が関わっていたことを申し訳なく思う」と謝罪した上で、会場に集まった信者らに対し、「決して諦めないで、何があっても信仰の自由を守り通してください」とエールを送った。