
世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)への解散命令撤回などを求め、教団信者でつくる「基本的人権・信教の自由を守る東京都民の会」は8日、東京都豊島区の東池袋中央公園から池袋周辺を巡るデモ行進を行った。参加者の約750人(主催者発表)は三つのグループに分かれ、休日でにぎわう街を練り歩いた。
オレンジ色の帽子を被(かぶ)った参加者たちは、「信者の真実の声を聞いてください」などと訴えるプラカードを列の先頭や左右に持ちながら行進。「解散命令を撤回して」「報道はほとんど歪(ゆが)められている」という街宣車のマイクに合わせ、シュプレヒコールを上げた。
練馬区在住で2人の子供と一緒に参加した30代女性信者は「子供たちは教会に行く日を楽しみにしている。子供たちのためにも信教の自由を守りたい」と訴えた。20代の男性信者は「デモがベストな方法か分からないが、何もせず終わってしまうのは嫌だ。最後まで心を尽くしたい」と思いを吐露した。