
元自民党政調会長室長で政治評論家の田村重信氏は25日、宇都宮市で開かれた講演会で、参院選の情勢について、「国民民主党がスキャンダルの多い比例候補を立てたことで失速して風向きが変わってきた。一寸先は闇だ」と述べた。自公が過半数確保に必要な50議席を割った場合は、「石破氏は退陣を迫られる」と分析した。講演会は基本的人権を守る栃木県民の会(会長=増渕賢一元栃木県議会議長)が主催し、約240人が参加した。
21日に就任した小泉進次郎農水相については「期待していい」と述べ、農水相人事は6月の東京都知事選、7月に予定されている参院選で自民党にとってプラスになるとの見方を示した。
江藤拓前農水相の後継に小泉氏が抜擢(ばってき)された理由について田村氏は、「農林部会長の経験があり、消費者目線で考えることができることが評価されたのではないか」と述べ、発信力があり、分かりやすく政策を国民に説明できることは支持率低下している自民にとってプラスになると分析した。
基本的人権を守る栃木県民の会は23年11月に設立された。22年7月の安倍晋三元首相銃撃事件がきっかけで、特定の団体との関係断絶、法人解散を目指す「魔女狩り」が始まり、矛先は関連団体、個人にまで向かっている。この事態は思想と行動の自由に対する重大な侵犯で憲法違反に当たると憂慮している。増渕氏は、「宗教団体の票を粗末にしたことが自民党が支持率を落とした一番の原因ではないか。政治家も宗教心を持たなければならない」と訴えた。






