
憲法記念日の3日、沖縄県神社庁や日本会議沖縄県本部などが主催する「憲法シンポジウム」が那覇市内で開かれ、西田昌司参院議員と国場幸之助衆院議員が憲法改正をテーマに講演を行った。
西田氏は、「日本人にとって一番大切なのは価値観や歴史観」だが、「そのために必要不可欠な家族や教育を破壊し、日本解体を象徴しているのが今の憲法だ」と語った。その上で、「憲法議論をする前に、なぜこのような憲法を持つに至ったか、正しい歴史をしっかりと知ることが大切だ」と訴えた。
国場氏は、安定的な皇位継承を巡る議論について、「次世代の皇位継承者が(秋篠宮)悠仁親王殿下おひとりだけなのは、日本にとって最大の危機だ」と指摘。野党などから、皇族の女性と結婚した一般男性を皇室に入れるよう求める声が出ていることについては、「歴史上一度もないことで、断固として我々は反対だ」述べた。
主催者あいさつした県神社庁の大山晋吾庁長は、「憲法改正の狼煙(のろし)を沖縄から上げていこう」と呼び掛けた。