
憲法記念日の3日、現行憲法の改正を目的とする団体「新しい憲法をつくる国民会議」は東京都新宿区の四谷区民ホールで大会を開催した。同団体の清原淳平会長は、「現行憲法には主権行使に関する緊急事態条項が欠落しているため、憲法改正が必要だ」と訴えた。
政治評論家の髙橋利行氏は講演で、「現政権では改憲は期待できない」とする一方で、昨今の世論調査では年々、改憲賛成の割合が増加傾向にあると指摘。さらに、ウクライナ侵攻や台湾有事を例に挙げ、「緊迫した国際情勢の影響で、憲法をめぐる世論が一変し、急速に改憲につながる可能性は十分にある」と主張した。