
世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)の2世信者らは27日、神奈川県川崎市の武蔵小杉駅前で街頭遊説を行った。東京地方裁判所による解散命令決定は不当だと強調し、「信者の信教の自由と人権は守られるべきだ」と訴えた。
2世信者の山﨑雄太さん(30代男性)は、「今のままでは高裁でも不当な判決が下される。裁判所の決定には世論が大きく影響している」と指摘。その上で、「解散命令が確定すれば悪い団体とレッテルが貼られる。私たちは今後、本当にこれまで通り信仰が続けられるのか」と率直な気持ちを吐露した。
マイクを握った2世信者(30代女性)は「私たちの実際の姿を知ってもらいたいと思い、この場に立つことを決めた」と話し、「昨今の報道は、家庭が最も尊く大切な場所だと信じる私たちの価値観が正しく伝えられていない」と一部の報道を批判した。