
世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)に対し東京地裁が解散を命じる決定をしたことに抗議し、「基本的人権と信教の自由を守る福岡県民の会」(高島幸司会長)の約400人が30日、福岡市天神にある市役所の周辺をデモ行進し、「日本の民主主義の危機!不当な解散命令、断固反対!」などと沿道の多くの市民に訴えた。
またデモでは解散命令を請求した文部科学省が、家庭連合の信者の証言を捏造(ねつぞう)し証拠として裁判所に提出したことに対し「虚偽証拠による解散命令は撤回せよ!」と糾弾した。
デモ参加者のうち、アメリカでも家庭連合の活動をしてきたという60代の女性は、「日本が本当に正しい正義の国に生まれ変わることを祈っています。なんにも正義が通らない。日本政府を私は本当に信じられないです。アメリカは宗教を大事にしますし、人の心に訴えてきます」と熱く語った。40代男性は「正しい真実を伝え、世論を喚起すれば、最後には必ず勝利できると信じています」と話した。