
中国の王毅共産党政治局員兼外相の来日に抗議するため、中国政府に迫害される新疆ウイグル、内モンゴル、チベット各自治区出身者らは22日、日中韓外相会談が開かれた外務省公館(東京都港区)付近でデモ活動を行った。参加者らは、王毅氏について「現在の人権抑圧や覇権主義の停止」を求めると共に、日本政府に対しては、対中国外交で抗議の意思を明確に示すよう求めた。
王毅氏が3月7日に「台湾は国家ではない」「台湾独立は内政干渉だ」などと発言したことに抗議する台湾人や、中国で暮らす親族が当局に不当に弾圧されていると訴える中国人女性の姿もあった。
22日午前、王毅氏を乗せた車両が通過する際、参加者は「中国は民族弾圧をやめろ」「強制収容所を閉鎖しろ」と叫んだ。参加者が掲げたメッセージには、「意図的な殺人行為を止めるよう訴える」「台湾の人権侵害をやめて」などと書かれていた。