
神奈川県南足柄市を流れる狩川土手沿いの両岸「春木径(はるきみち)・幸せ道」で、171本の桜「春めき」が見頃を迎えている。地元では卒業生を送る桜として親しまれる同市固有の早咲き桜で、ひと足早い春の訪れを楽しめる。
雄大な山々、川のせせらぎと小鳥のさえずりに重なる桜並木は、絵に描いたような景観。市の絶景スポットであるこの両岸のうち、春木径の名前は同市が創業の地である富士フイルムの創設者、春木榮氏に由来する。
この美しい景色目当てに連日、多くの人が訪れている。50代の女性は「花が色鮮やかで近くで見ると、とてもきれい」と話していた。市内には他にも桜を楽しめるスポットが複数あり、市を挙げて「桜まつり」を企画している。