エンジェルロードは〝恋人の聖地〟







瀬戸内海にポツポツと浮かぶ島々の一つに小豆島がある。島の南側の小高い丘には白いギリシャ風車、丘の下の風にそよぐオリーブの木々、そして道の駅「小豆島オリーブ公園」は多くの観光客を惹(ひ)き付けている。
小豆島は実写版映画「魔女の宅急便」のロケ地で、撮影で使われたセットは公園に移設されており、多くの映画ファンが訪れる。
「3、2、1!」とカウントダウンをしながらほうきにまたがってジャンプ。強い風が吹く中、観光客が楽しそうに写真を撮っていた。道の駅では無料でほうきを貸し出しており、ほうきにまたがって空を飛んでいるかのような「映え写真」を撮れる人気スポットだ。

ドライブしていると、山の斜面から海岸近くまで続くオリーブ畑をあちこちで目にする。この島は日本における初めての産業用オリーブ発祥の地で、道の駅の隣にある「オリーブ園」には日本最古のオリーブの原木や、昭和天皇が御手播(ま)きされたオリーブの樹が植えられていた。
島の南西には、潮の満ち引きによって海の中から現れる砂州の道「エンジェルロード」がある。「大切な人と手をつないで渡ると、願いが叶う」と言われていることから恋人の聖地ともなっており、仲の良さそうなカップルを数多く見掛けた。
島には世界一狭い海峡としてギネスブックに認定されている「土渕(どふち)海峡」や日本遺産で瀬戸内海の絶景が見られる「重岩(かさねいわ)」、「醤(ひしお)の郷(さと)」など見どころが多い。観光客はそれぞれ、ゆったりと流れる島時間を楽しんでいた。
(文と写真・宮沢玲衣)







