
世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)に反対するキリスト教牧師や活動家などが、教団信者の家族たちの不安を煽(あお)り、信者の拉致を指導して強制脱会を行ってきた問題で、「基本的人権・信教の自由を守る熊本県民の会」(会長・主海偉佐雄)は8日、熊本市の辛島公園内にパネルを設置し、拉致監禁問題を訴えた。
説明を聞く前は「脱会はよいことではないか」と話していた男性は、脱会しない限り監禁現場から出ることが許されなかったという状況を聞く中で、最後は「話を聞けてよかった」と握手を求める場面もあった。
寒さの中、メンバーは約3時間の間、公園内を行きかう人々に声を掛けていた。
同会は昨年9月から拉致監禁事件をテーマとしたパネル展示を行っており、今回で4回目の実施となる。主海会長は「安倍晋三元首相の暗殺以降、連日のようにマスメディアは家庭連合について批判的な報道をしてきたが、信徒の受けてきた深刻な人権侵害は報道されてない」と強調し、今後も活動を続けていく意欲を示した。