
世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)の2世信者を中心に、信仰の告白について考えるイベント「カミングアウトフェスティバル」(主催・信教の自由と基本的人権を守る埼玉県民の会、信者の人権を守る二世の会)が8日、埼玉県さいたま市で開かれた。
来場者がチャットシステムによって、匿名で自由にコメントを発信できる会場参加型のトークイベントでは、司会を務めた2世信者数人が、信仰の告白は「メリット」「リスク」のどちら派か来場者に問い掛けると、さまざまな意見が寄せられた。
「メリット」派には「隠す必要がなくなってすっきりする」「壁のない関係を築ける」などの声があった一方、「リスク」派からも「関係性が崩れる」「会社に居づらくなりそう」「今の状況ではデメリット」といった率直な意見が上げられた。中には「先生に言ったら信仰を持つことはいいこととフォローされた」などの体験談の投稿もあった。
司会を担当した2世信者の一人は、「カミングアウト(信仰告白)すべきかどうか決めるのでなく、それについて考えるきっかけとなれば」と話した。