トップ国内「座敷牢」に朝から晩まで 」強制棄教の実態伝えるパネル展

「座敷牢」に朝から晩まで 」強制棄教の実態伝えるパネル展

拉致監禁の体験談を語る、内科医の小出浩久さん=11日午後、東京都杉並区(加藤玲和撮影)
拉致監禁の体験談を語る、内科医の小出浩久さん=11日午後、東京都杉並区(加藤玲和撮影)

世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)に反対するキリスト教牧師や活動家などは、教団信者の家族たちの不安を煽(あお)り、信者の拉致監禁を伴う強制棄教を行ってきた。その被害の実態を伝えるパネル展(主催・信教の自由と基本的人権を守る北多摩地区の会)が11、12日両日、東京都内で開かれた。

信者を拉致するため、スタンガンや鉄パイプで教会が襲撃された事件や精神病院へ強制入院させられた事例などを解説するパネルが展示された。また、強制棄教を家族に指導していた「脱会屋」と呼ばれるキリスト教牧師がまとめた監禁マニュアルも公開された。

さらにパネル展では、1年以上監禁された経験を持つ、内科医の小出浩久さんが講演し、「座敷牢のような和室に朝から晩まで閉じ込められた。監禁場所は転々としたが、すべて同じような感じだった」と証言。教団を脱会した人々と話した際、「教団に引き戻されないように反統一教会の本を手放せないと言っていた」と述べた上で、「自分の心に素直になって、信仰を回復できるような機会が持てればと思う」と思いを口にした。

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