韓国セゲイルボ社長 鄭 熙澤(チョン・ヒテク)氏

世界日報創刊50周年を心からお祝い申し上げます。
これまで創刊理念を共有する韓国セゲイルボともう一つの姉妹紙である米ワシントン・タイムズと共にグローバルネットワークを構築し、道徳の重視と責任ある報道の実践に邁進(まいしん)してきた、その努力に大きな拍手を送ります。
国際社会、特に日本で共産主義の嵐が吹き荒れた1975年に創刊された世界日報は、常に「勝共」という価値観の下で共産主義の脅威に警鐘を鳴らす先頭に立ち、注目を集めました。冷戦が終焉(しゅうえん)した後は、自由と人権という人間本然の価値を守り、広げることに力を注いできました。
世界日報は第二次世界大戦後、日本の歪曲(わいきょく)された公教育を正すキャンペーンを張って成果を収め、自民党政権の宗教規制法案推進をスクープして廃案に追い込むなど日本社会が正しい道に進むよう道先案内人の役割を果たしてきました。
それとともに姉妹紙ワシントン・タイムズと共に北朝鮮の脅威に対抗し、韓米同盟と日米同盟の強化に尽力。国家安保と自由主義連帯など保守的価値観を広く知らしめてきました。
こうした国内外の情勢変化に伴うコンテンツの革新のみならず、世界日報は2000年に日本の総合日刊紙として初めて本格的な電子新聞「IT e-ニュース」を作り、オンラインニュースサービスを開始しました。世界日報が独自に開発した新聞閲覧用ソフト「世界日報ビューア」をコンピューターに設置すると、PDFファイルに変換された新聞紙面を見ることができるようにしました。携帯アプリ「世界日報DIGITAL」の導入とともにマルチメディア媒体としての革新は今も続いています。
創刊理念に基づくたゆみなきオン・オフラインコンテンツの革新に向け走ってきた50年の歴史に対し、セゲイルボ役職員一同、感謝とお祝いを申し上げます。今後、新たな50年に向け力強く跳躍されることを絶えず応援致します。
創刊50周年を記念する2025年は、特に韓国と日本が国交正常化してから60周年になる意義深い年でもあります。韓日の新たな協力と東アジアの平和構築、さらに世界平和を牽引(けんいん)する透徹と政策提案に大きな役割を果たされることを期待します。
今後も世界日報とワシントン・タイムズ、そしてセゲイルボの創刊提唱者である文鮮明(ムン・ソンミョン)・韓鶴子(ハン・ハクヂャ)総裁の理念を受け継ぎ、新統一韓国、新統一世界を大きく開く先駆者的役割を果たして下さるよう願います。
創刊50周年おめでとうございます。