基本的人権・信教の自由を守る熊本県民の会(主海偉佐雄会長)は8日、世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)信者を狙った拉致監禁問題に関するパネル展を熊本県玉名市内で開いた。拉致を伴う強制改宗は人権侵害だとして、地元の市議会議員やジャーナリストなども含めた来場者にその実態を訴えた。
パネル展で約1時間の説明を聞いた60代女性は「悲しい。この事実をテレビなどで報道してほしい」と話した。友人から誘われて訪れたという市議会議員は「脱会させるためにこんな動きがあったということはもちろん知らなかった。人として、あってはいけない」と驚きの表情で語った。
主海会長は「パネル展に来る人々からは『こんなことが日本で行われているのですか?』と驚かれる。拉致監禁といっても、このような写真やパネルがないとよく分からない。もっと全国に広めていかないといけない」と力を込めた。