家庭連合関係政治家も攻撃
立憲民主党の藤原規眞衆院議員(46)=愛知10区=が14日、埼玉県川口市におけるクルド人問題を巡り、クルド人に批判的な人たちを指して「差別主義者を殲滅(せんめつ)せよ」と交流サイト(SNS)に投稿したことが物議を醸している。同党の小川淳也幹事長は19日の記者会見で、「『殲滅』という言葉が適切かどうか、非常に不穏当な表現と取られかねない恐れのある言葉と思うので、この点については場合によっては個別対応を含めて全体としての規律を徹底していきたい」と語った。
藤原氏は他にも世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と関係のあった政治家についても「徹底的に殲滅すべき」と投稿していた。
この投稿に対してSNS上では、「9割の日本人を敵に回した一応・国会議員」「日本国民相手に『殲滅』なんて言葉使う立憲民主党、怖すぎます」「ヘイト扇動だ」など、批判的なコメントが数多く寄せられている。藤原氏は当該の投稿を削除している。
10月の衆院選で初当選した藤原氏は、共産党の演説会に参加したり、同党の街宣車に乗って立候補予定者と一緒に演説するなどし、党から注意を受けている。暴力を容認するような同氏の一連の発言に、国会議員としての資質が問われることになりそうだ。