拉致監禁の上、棄教を迫られるなど、世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)の信者に対する宗教迫害の実態をつぶさに伝える「拉致監禁・強制改宗パネル展示会」が17、18両日、北九州市小倉駅南口2階で行われた。主催は「基本的人権・信教の自由を守る北九州市民の会」で、その会員らが多くの通行人にパネルの説明をし、「拉致監禁」の悲惨さを訴えていた。
迫害のすさまじさを映し出した写真パネルの中には、親族に12年5カ月の間、マンションの一室に監禁され続けたが屈しなかった後藤徹氏の痩せ細った姿などもあった。「後藤さんのパネルを見て身近にこんなことがあるんだと、皆さんびっくりされていました」と担当者。また、「監禁されひどいアトピーになり48歳で亡くなられた女性がいることなどを伝えると、熱心に聞いてくれた」と。
日曜日は、観光客や買い物など多くの人が通り、同会の内容を紹介した750枚のチラシが配られた。責任者は「われわれの日々の活動を知っていただきたい。北九州市議会が家庭連合との関係断絶を決議したことで現在、係争中。その内容についても理解をいただきたい」と話した。