世界平和統一家庭連合(旧統一教会)やその関連団体が、公共施設の利用を拒否され、差別的扱いを受けているのは違法―と福岡市を提訴している信徒らでつくる「基本的人権・信教の自由を守る福岡県民の会」のメンバーら約350人が17日、福岡市役所周辺の繁華街を1時間にわたってデモ行進した。
街宣カーを先頭にしながら、多くの人々が集う天神の街角で「福岡市による法的根拠のない公共施設貸し出し拒否、断固反対!」「家庭連合への不当な解散命令に断固反対」と訴えた。
参加した20代の男性は「私たち信徒が継続して声を上げ、解散命令請求の不当性を訴え続けていくことは意義があると感じた。今後も積極的にデモや集会に参加していきたい」と語った。
60代の男性は「デモ行進中に横を通りかかった若いカップルがわれわれのシュプレヒコールに一緒にこぶしを上げて応援してくれ、力づけられた」と喜んだ。昨年3月、教団と団体代表の信徒は2200万円の損害賠償を求めて福岡市を訴え係争中。